二次審査結果RESULT

一次審査通過4件から
二次審査通過案決定!!
応募総数156件の中から一次審査を通過した4案について、7月中旬から約3か月の仮設検証が行われました。仮説検証期間では想定顧客や事業案の領域に詳しい専門家などへのインタビューやリサーチが実施され、顧客ニーズの深堀りによる顧客課題の存在有無の確認がなされたり、収益モデルの構築を行うなど事業案の具体化が進められました。

10月4日(火) 京急グループ本社1Fホールにて二次審査が実施され、仮説検証を担当する4チームは当社の社長を含む役員5名と社外審査員1名の計6名の審査員に向けて、それぞれの事業アイデアについて7分間のプレゼンテーションを行いました。

審査員全員による審査議論では、顧客の解像度3項目と事業性6項目の計9項目に加え、案件の内容や進捗等様々な要因を勘案して総合的に議論がなされました。

いずれの発表も仮説検証を担当するチーム自身の課題や当社グループの課題起点での事業案であり、顧客ニーズが深いと推測される事業案だったため、審査は大変難航しましたが、厳正なる審査の結果、この度は2事業案が二次審査通過となりました。

通過した2事業案は広報・マーケティング室が事業案を引き継ぎ、事業化検討を推進します。



デジタルコンテンツ販売 通過
京浜急行電鉄 (左から) 倉重 亮太さん / 川口 貴光さん / 寺田 唯香さん
ビジネスモデルスライド
事業案概要 アーティストや制作会社と協力しながら,京急オフィシャルの鉄道車両や施設、運転シミュレータなどのデジタルコンテンツを制作し、デジタルコンテンツ販売サイトやNFTマーケットプレイスで販売することで利益を得る事業プランを構想。
通過理由 当社グループの現有資産をデジタルコンテンツに置き換えて販売するという提案が,人流減少が課題となっている鉄道会社にとって斬新な発想でした。市場自体の将来性・スケール性に加え,当社が持つコンテンツのエンターテイメント分野における優位性・シナジー効果を強く訴求する提案であった点が評価されました。
起案者のコメント 私たち3人は、元同僚つながり。デジタル領域を強化していかないと企業として生き残れないという危機感、そして、コロナ禍で鉄道収入が低迷するなか、人がリアルに動かなくても稼げる仕組みを作らなくてはいけないという思いから、メタバースでのビジネスモデル構築に着目しました。
エキトモでんき 通過

家庭用太陽光発電余剰電力買取事業

京浜急行電鉄 ICHIRYU事務局 羽根 一貴さん
ビジネスモデルスライド
事業案概要 家庭用太陽光発電の余剰電力を京急電鉄が買い取り、沿線の駅で使用するという再生可能エネルギーを地産地消するサービス。「沿線住民と一緒に省エネ・脱炭素に取り組むことの価値」を重視し、エネルギーの地産地消に対する意識や,沿線コミュニティへの帰属意識が高まることを訴求。
通過理由 再生エネルギーの活用に取り組む提案は,当社が掲げるESG経営ビジョンに合致しているとともに,重要課題である「エネルギー消費量の削減」に寄与しており,さらに沿線住民とともに取り組む内容となっていた点が評価されました。
BuBu(ぶーぶ)

保育園送迎シャトルのサブスクサービス

京浜急行電鉄 川上 愛さん
ビジネスモデルスライド
事業案概要 オンデマンドのシャトルバスを活用し、利用者の自宅付近で子どもをバスでピックアップして保育園に送り届け、帰りも同様に、保育園から自宅付近までバスで送り届けるというサブスクサービス。利用者は,前日までにスマホの専用アプリで予約をすれば利用可能で,月額プランと都度利用を想定。
起案者のコメント 私自身、2歳の子どもを保育園に預けて仕事をしているのですが、とにかく送迎が大変で…。こんなサービスがあったらいいな、という思いから起案したのがBuBu(ぶーぶ)です。京急沿線を“子育て世代がラクできるまち”にしたいと考えています。人口減少社会で選ばれる沿線になるために、必要な施策だと考え起案しました。
+b(プラスビー)

2拠点生活・移住体験

京急百貨店 中野 敦久さん
ビジネスモデルスライド
事業案概要 三浦半島エリアなどの空き家を整備し、特に音響環境にこだわりがある人や、テレワーク環境を重視する人などに向けた、短期的な移住や滞在体験を希望する人に貸し出すサブスクサービス。空き家ごとに様々なサービスを付加することで,2拠点生活という新たなライフスタイルを提案。
起案者のコメント 以前から空き家をリノベーションして貸し出すビジネスに興味があり、自分が暮らす三浦半島エリアの空き家を活用できないか考えていました。音響にこだわる人を例に選んだのは、私自身がそうだから。せっかくいい音響設備をそろえたのに、妻にうるさいと言われてしまって(笑)。自分だったらこんな秘密基地的な場所が欲しいと思い、付加価値として提供することを考えました。
改めまして、たくさんのご応募ありがとうございました!
ICHIRYUの取組みは単年で終わることなく、来年度以降も継続して推進していく予定ですので、日常から得られる気づきであったり、閃きを大事にしていただき、またご参加いただければと存じます!

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京浜急行電鉄株式会社 広報・マーケティング室
グループ内アイデア公募制度「ICHIRYU」事務局

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